Lebeaufilについて

名前の由来

le beau filとは フランス語で美しい糸という意味。

糸を手にする時はいつも胸がワクワクします。
それは糸そのものの美しさ、光沢、色合い、形状、さわり心地。
そして何に生れていくかその途中にあるという無限の可能性を感じるから。

絹、綿、ウール、モヘアなど様々な糸の風合いや発色の違いを感じ、
その美しさを互いに引き立てあう絶妙を探しながら ニットはデザインされます。
糸と糸とが出会って生まれたLebeaufilのニットは、
すべて国内の熟練のニッターの手により、 1点1点丁寧に編み上げられてゆきます。


優しい気持ちのこもった温かみのある物になりますように。 手に取っていただいた方へ、Lebeaufilから手作りの贈り物を お届けする気持ちで。

ニットを編み始めたきっかけ

以前、病院に入院していた時の事です。


縁あって、向かいのベッドにいらした方とお話しするようになり、 抗がん剤治療中の体調の変化や生活の大変さを教えて頂きました。
副作用の為に髪が抜けてそれだけでもショックなのに、 服に合わせた帽子を探すのが大変だという事でした。 外に買い物に出るにも、お友達と食事に出かけるにも、前向きになれずにいると。


私は入院中の空き時間にポーチを編んでいたのですが、 途中で編んでいたポーチが帽子にもなる・・・とひらめき、ポーチから一転ニット帽に仕上げて、その方の退院の時に被って頂けるようプレゼントさせて頂きました。 とても喜んでくださって、私も本当に嬉しい気持ちになりました。


その後も入院中に何人かの方に帽子を編ませて頂くうちに、 私の好きな糸を素敵な帽子に変えられたら、帽子を必要としている方々の お役にたてるのではと思い立ちLebeaufilを始めました。

プロフィール

文化女子大学で被服材料学を専攻。

素材を見て、触れて、そのテクスチャーを感じる楽しさを知り、1本の糸から素材そのものを活かしながら無限の表現ができるニットに魅せられ、日本ヴォーグ学園にて編み物技術を学ぶ。

アパレル会社で国内生産中心のプレタポルテニットブランドの企画に携わったのち、自身の入院をきっかけにLebeaufilを始める。

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